シャンパーニュのメッカ、フランスのランス地方で1859年に創立された「デュヴァル・ルロワ（Duval Leroy）」は、現在6代目の当主キャロル(Carol)・デュヴァル・ルロワ【下写真女性】と彼女の三人の息子によって経営され【上写真】、醸造主任者サンドリーヌ＝ロジェット・ジャルダン（Sandrine Logette Jardin）も女性であることから、ここのワインは「女性的繊細さと気品」が売り物になっています。2018年9月14日、東京新宿のレストラン「ミシェルトロアグロ」で、ここのワインと「ミシェルトロアグロ」のシェフ、ギヨーム・ブラカヴァル(Guillaume Bracaval）氏【下写真男性】の料理を楽しむ宴が催されました。

デュヴァル・ルロワ社の日本担当者アントニー・ドッヴィレ氏(Anthony Deville)さんによるマリアージュ（ワインと料理の組み合わせ）の解説は、次の通りでした。
１．壜の形が女性を思わせ、若くして夫を亡くし女性らしい繊細で気品があるシャンパーニュ造りを目指してきたキャロルが、60ヶ月樽熟成させた自信作。
２．ザクロの薫りのロゼは、爽やかな酸味の野菜モザイクと合う。因みにオランプ（Olympe）とは、ミシェルトロアグロ氏の奥様の名前です。
３．樽味が豊かなブラン・ド・ブラン（シャルドネ100%）の蜂蜜のような味と、柑橘類の香りが、アカザ海老とキャベツに合う。
４．鳩と茄子をカツレツ風にした料理に合わせ、70%シャルドネ＋30%ピノノワールの厚みのあるグランクリュシャンペンを選んだ。
５．燻製（スモーク）香を感じる辛口シャンペンで、甘いデザートをどうぞ。