イタリアのエミリオ・ロマ－ニャ州はイタリア北東部にある人口430万人の州で、パルミジャーノやバルサミコ酢、パルマハムやボローニャソーセージなどの産地として知られる一方、フェラーリやランボルギーニなどが本社を置く自動車産業の中心地でもあり、首都ボローニャにある、ボローニャ大学はヨーロッパ最古の総合大学として知られています。食品産業が盛んな州なので、当然ワイン生産も盛んで西のエミリア（低地）と東のロマーナ（山岳地）で、小規模ながら個性的なワインがたくさん作られていますが、日本では余り知られていません。

高田馬場にあるイタリアレストラン「フラットリア」で開かれたエミリオ・ロマーニャワインの宴では、エミリオロマーニャ州で修業した大貫シェフ（右下写真）の料理と、サッカーとイタリアが大好きなインポーター山脇さんが紹介する6種類のワインを楽しみました。すべて初体験のイタリアワインばかりで、名前を覚えるだけでも大変なのに、生産者と品種もバラバラで、インターネットで検索してチェックするのに苦労します。何しろイタリアワイン地品種は2,000種以上と言われています。あるソムリエに聞いたら「イタリア北部で重要なのはネッビオーロ（赤）とガルガネ－ガ（白）、中部で重要なのはサンジョベーゼ（赤）とモンテプルチアーノ（赤）、南部で重要なのがアリアニコ（赤）、ネグロアマーネ（赤）、グレコ（白）」だそうですけど、今回飲んだ6本のエミリオ・ロマ－ニャ州のワインの品種は、どれも該当しません。私にはとても覚えきれません。（笑） 因みにイタリアのワイン年間消費量は国民一人あたり60リットルで、日本の3リットルの20倍です。