●生産地：スペイン・バルセロナ
●ブドウ：チャレロ、マカベオ、バレリャーダ、ピノノワール、シャルドネ
●日本での販売価格：\4,000　〜　\16,000

左写真はオーナーのマリア・ロサと父親、醸造家ジョアンです。

ジロ・リボ社Website　←こちらがURLです。

ジロリボ（Giro Ribot)社はスペインの発泡酒Cavaのメッカ、バルセロナのベネデス地域に1976年創立され、粘土石灰質100haの畑にスペイン地品種であるチャッレロ、マカベオの他に、発泡酒の原材料としてシャルドネ、ピノノワール等を栽培し、年間64万本のCavaを生産しています。三代目当主のマリア・ロサさんは自社ウエッブサイトで、「ジロリボ社のモットーは、常に品質と信頼性を損なう事が無いよう、次の時代につなげていくファミリー・ワイナリーだと言うことです」と述べています。

2023年9月、ヒルトン東京お台場ホテル日本料理店「さくら」で、ジロリボ社海外担当のマイクさんが6本のCavaワインについて詳しく説明してくれました。ワインが全て発泡酒のため、シェフは魚を中心とした前菜、天婦羅、そして鉄板焼きも肉ではなく、太刀魚にシャンパン・トリフソースで焼いたものを出して、最後に希望者には鮨を三貫握ってくれました。

前菜	メニュー	天ぷら

6本のCavaはそれぞれ微妙に香り、口当たりが異なり、素人でも糖度の違いはハッキリ区別出来ました。

Abオリジン・ブリュット：食事前にレインボーブリッジが見渡せる二階ロビーで、マイクさんとお話しながら飲んだフレッシュなCavaで、この食前酒をグイグイ飲んでしまいました。

Abオリジン・ナチュールレゼルバ：Non dosage（瓶内発酵時に補糖をしない）ドライなもので、前菜のカラスミ、子持ち鮎、穴子などに良く合いました。

マーレ・グランレゼルバ：マリアさんのお母さん（創業者）に捧げるマグナムサイズで、地品種チャレロが65%、同じくマカベオが30%という、極めてCavaらしいCavaでした。マイクさんがチャレロ（Xarello）というのは、スペイン語で”元気“という意味があるそうだと説明してくれたので、すかさず私が”Como estas Mike xarello!”（元気一杯なマイク、ご機嫌いかが？）と合いの手を入れたので、爆笑となりました。

アンプラグド・レゼルバ：ピノワール80%、シャルドネ20%というシャンパン風のロゼCavaで、36〜48ヵ月熟成させるとマイクさんは解説していました。天ぷらにピッタリの相性でした。

ウーマ・グランレゼルバ：これは50ヵ月熟成させたものでシャルドネとチャレロを40%ずつ、残りはピノノワールという力強いCavaでした。マイクさんは「シャンペンに挑戦するつもりで作った」と言っていましたが、黙ってグラスだけ出されたら、Cavaかシャンパーニュか、正直区別がつかないと思います。

アバン・レゼルバ：洋梨やバター、バニラを感じる風味で、デザートに合わせたのだと思います。